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バスケット(ミニバス)コーチとしての使命

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  私がミニバスのコーチをさせてもらって、私の使命だと思っているのが ①子供たちを勝たせてあげること 勝つことが全てではないが、目標を持って正しい方向に努力し、試合で勝つことで、頑張ってきたことが報われたと感じてほしい ②子供たちをバスケで楽しませてあげること バスケは本来楽しいもの。 もちろん皆勝ちたいし、負けたくないが、楽しさを失っては意味がない ③子供たちを成長させてあげること バスケは子供たちの成長のための手段である。 ①②を通じて、子供たちが卒業するころには、誰もがバスケット的にも人間的にも成長を実感できるようにしてあげたい。 この3つが大事な子供たちを預かってバスケを指導する中で、私の使命だと考えている。 Unsplash の Bruno Nascimento

【ミニバス指導者必見】試合中の8つの心得

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バスケ(ミニバス)のコーチを引き受けてから、試合を行うときの心得としていることとして、 ①相手に敬意を払う 相手が強い、弱いに関わらず、敬意を払う。 ②目的をもって試合に臨む ただ試合に臨むのではなく、その試合でどう戦うか、何をできるようにさせたいか、目的をもって試合に臨む。 ③ムキにならない ムキになって、ジャッジに文句を言ったり、暴言を吐いたり、やたら歩いた(トラベリング)とか、ファウルと叫び出すコーチがあまりに多いが、主役は子供であることを忘れない。 ④最後まで最善を尽くす 点差が開くと途中で投げ出す人がいるが、 点差がつこうがつけられようが、試合の中で試すこと、チャレンジすることはいくらでもある 。 ⑤試合を楽しむ 試合は本来楽しいもの。子供と一緒に楽しむ気持ちを忘れない。 ⑥ジャッジに文句を言わない ついついミスジャッジには文句を言いたくなるものだが、誰しもミスジャッジしたい訳ではないし、贔屓に笛を吹いている訳ではない。 審判にも敬意を表するべき。 「歩いてるっ!!」とか言ってませんか? ⑦コーチ間のコミュニケーション 複数のコーチで指導しているなら、考えの共有、コミュニケーションを図る必要があると思う。 強くしたい目的は同じ。 ⑧徹底的に褒める 子供たちは、 怒られるより褒められるほうが話を聞く。 小学生ならみんな褒められたい。 叱ることももちろんあるが、良いプレーはしっかり褒める。 こういったことを試合を行う際の心得としている。 Unsplash の David Tran    

【ミニバス指導の注意点】練習試合はどことやるかが大切

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  ミニバスの強豪チームの多くは練習試合を年間ものすごい回数こなしている。 という話をよく聞くが、ただ、 試合数が多いだけでなく強豪同士で試合をしているのでより強くなっている と考えられる。 ミニバスの指導に関わり始めたころ、どこでも良いのでとにかく数をこなしているという印象を受けた。 私自身、チームのスケジュール調整にも関わるようになり、 練習試合は強いチームとやることでより高い効果が得られる と考えていたので、強いチームとやれるように努力した。 強いチームはそういったことを意識しているチームが多いと感じるし、スケジュールが埋まっていることも多いので、 練習試合を組むための人脈などもチーム作りには重要な要素 であると思っている。 高校バスケも以前は能代カップの名前を良く聞いていたが、最近では日清食品トップリーグなど、インターハイやウィンターカップ以外でトップレベルのチームが集まって競い合う機会があり、そこに 参加するチームは間違いなくレベルアップし結果を残す ことだろう。 実力的に何度やっても勝てるような相手と何度も練習試合を行うよりも、同等以上の実力を持つチームと1回試合をするほうが、確実にレベルアップにつながる 。 とはいえ、練習試合は様々試せることもあるので、個人的にはウェルカムで、申し込まれれば受けるようにしている。 Unsplash の David Tran    

ミニバスで強くしたいならセオリーを教えること!

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  ミニバスの試合を少し見ただけで、 どっちのチームが勝つかわかってしまう。 能力の差ももちろんあるが、まず セオリーが指導されているかどうか。 ・セーフティ ・ボールライン ・シェルディフェンス、プレッシャー、ディナイ、カバー ・ハンズアップ ・インサイドのディフェンス ・ハリバック ・スクリーンアウト ・オフェンスに切り替わった際にボールを前に出す 等々、あげればきりがないが。 一番多いのがセーフティが理解できていないこと。 セーフティを子供たちが理解できていないチームは勝てない。 あとは インサイドのディフェンス の指導ができていなかったり、オフェンスへの切り替えは早いが、 ディフェンスへの切り替え が遅いといったことがあげられる。 このあたりができているかどうかで、どちらが勝つかすぐにわかってしまうのだ。 育成年代であり、ドリブルスキル、シュートスキル、ハンドリング、フットワークなどの ファンダメンタルも非常に重要 。 ただ、 勝ちたければ、バスケットのセオリーもしっかり教えていく必要 がある。 Unsplash の Kaleidico

【ミニバス指導者必見】ミニバス指導のコツは種を植えること

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ミニバスの指導を続けてきて気づいたことは、 子供たちは指導したことをすぐにはできないが、いつかはできるようになる ということ。 オフェンスの合わせであったりシェルディフェンスであったり、 少し難しいことを教えると全くできなかったりする 。 ここで諦めてしまうとそのままできないのだが、 いつかできるだろうと続けていくと、必ずみんなできるようになる 。 イメージとしては種を植えておくと、気づくと芽が出て、花が咲くイメージだ。 逆上がりができたり自転車に乗れるようになるのと同じように気づいたらできるようになっている。 新しい練習メニューを教えても、中学や高校よりもできるようになるまでの時間がかかるが、種を植えるイメージで教えていくと少しずつできるようになる。 動きがわかってきたら、次は動きの意味、練習の意味をしっかりと理解できるように教えていく。 全くできなかったところからスタートし、教えたことを試合の中で実践してくれた時は、いつも驚かされる。 Unsplash の Kayra Sercan    

【格上のチームに勝つには?】ミニバスの試合で勝つための計算

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  計算できる選手 と言ったりするが、私は 実際に試合に臨むにあたり、相手の特徴や戦力と自分のチームの特徴や戦力を見て実際に計算する。 バスケは確率のスポーツ であり、プロなど高レベルであれば、どちらが勝つかわからないこともあるが、ミニや中学、高校レベルであれば、力の差が直接勝敗に影響する。(ミニバスは逆に未熟であるがゆえの番狂わせはあるが。) 例えば、相手が50点取るチームであれば自分のチームはディフェンスが固いチームなので40点に抑えられると仮定したり、普通にやれば30点は取れると仮定したりする。 次に埋まれたギャップ、ここでは10点の ギャップをどのように埋めるか考える。 相手の得点源となる選手を何点以内に抑える、その為のディフェンスのやり方を変えたりして、点差を埋めていく。 このように戦えば、格上のチームとも十分戦えるし、勝つこともできる。 また、普段の練習では、アベレージ40点取られているチームであれば、35点に抑えるにはどうするか、30点に抑えるにはどうするか、という視点でディフェンスの練習をするし、30点しか取れないチームを35点取れるようにするには、40点取れるようにするには、ということを意識して練習をするようにしている。 理想のチーム、理想のゲームプランに近づけるためには事前のシミュレーションと計算が欠かせない 。 Unsplash の Kaleidico

【試合に出たい人必見】バスケで試合に出る条件

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  バスケは、人気があるスポーツですがコートに立つのは5人。 交代があるとは言え、試合に出ることは簡単ではありません。 ミニバスでも、多くの場合、5人の選手が3Q、他の5人が1Qの10人が試合に出ることが多いと思います。 基準としては、 1.他の選手より上手い、高い、速い、強い、技術がある。 2.指導者の言うことを聞く(チームルールの理解、自己犠牲) 3.チーム事情(背が高い選手が少ないので、高身長の選手が出る、ボール運びをできる選手が他にいない等) 4.気持ちが強い 5.他の選手より努力している ほぼ、1、2で10人決まっていると思います。 重要なのは、監督やコーチが選手に抱く印象。 イメージが試合に出られるかどうかを大きく左右します。 私は、シュート成功率やリバウンド本数、ターンオーバーの数などのデータも重視しますが、バスケは メンバーのバランスやシナジーも重要な要素ですので、指導者のバスケット感や好みにも左右されます。 最終的には、選手に対する印象やイメージで誰がベスメンになるか、誰が試合に出るかが決まってくる と思っています。 下記の ポジティブなイメージをつけられるよう、また、ネガティブなイメージを払拭できるように試合や練習に取り組む必要があります。 しかし、 一度ついた印象を変えるのは至難の業 ですので、最初が肝心 です。 小学生は成長幅が大きいので、今、出場できていなくても 諦める必要はありませんが、この点を意識 して、コートに立つことが非常に重要です。 【ポジティブなイメージ】 武器がある、ボールキープ力、勝負強さ、球際の強さ。 【ネガティブなイメージ】 ミスをする。気持ちが弱い。自分勝手。ディフェンスの足が動かない。球際が弱い。 【試合に出たい人必見】バスケで試合に出る条件 その2 【試合に出たい人必見】バスケで試合に出る条件 その2 (ncoachswhiteboard.blogspot.com) Unsplash の David Tran    

メンバーの決め方、どうすれば試合に出場できるか

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  ミニバスは3Qまでに10人出場させることと、3Qまでは怪我等での交代以外はメンバーチェンジが認められないという独自ルールがある。 このルールもあり、やはり 試合に出る10人が上手になる可能性が高いし、ベスメンと呼ばれる3Q出場する5人がさらに上達 することになる。 試合に出場できない選手と差がついてしまうため、練習試合ではより多くの選手にチャンスを与えたい。 試合に出すことで、自分も出場するかもしれないという緊張感と試合への集中、モチベーションにもつながると思う。 ベスメンやコートに立つ10人の決め方は、まずは チームルールやチーム哲学をどれだけ徹底できるか 。 チームディフェンス ができるか。 ミスがより少ない選手 が出る。 もちろん余りあるオフェンス力やリバウンド力があれば、苦手な部分を補い試合に出る可能性はある。 チームルールの理解+自分の特技 (シュート、ドリブル、リバウンド、ディフェンス、高さ)を磨くことでプレイングタイムを伸ばしていくことになる。 Unsplash の LOGAN WEAVER | @LGNWVR  

【ミニバス指導者必見】月ごとの強化テーマを考えよう

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  2019年度の終わりごろからコロナの影響で、練習ができないことが多く、少ない練習機会の中で優先順位をつけて練習せざるを得なくなりました。 そのような状況が続く中、2021年度は、以下のようなことを念頭に置いてやっていました。 選手の中で体力、実力のギャップが大きくなり、チームを二つに分けて練習するという初めての試みもありました。 子供たちの身体能力、技術に合わせた練習 にしなければ、子供たちが吸収できず意味のないものになってしまいます 。 パスやキャッチができないのに、スリーメンやファイブメンをしても本来の練習の目的を果たせないということです。 指導するチームや子供たちをどのレベルまで引き上げたいか考え、そこから逆算して年間のスケジュール、月ごとのテーマを決めていきます。 子供たちの成長度に合わせて、組み替えたりもしますが、ある程度段階を踏んで指導していくことで焦ることなく、着実にレベルアップしていくことができます。 高校、大学まで行けば、ある程度同じレベルの体力がありますが、ミニバスは、1年生から6年生までいますので、中々同じレベルで練習をするのが難しいです。 理想は、4年生以下、5年生以上とかで分けて練習できるとレベルに合わせた練習メニューを組むことができ効率的な練習ができると思っています。 以下の練習内容は、コロナ禍で中々練習ができない中で実際に考えた強化テーマです。 ぜひ、各チームの強化に向けて、強化の進捗度合いに合わせたテーマを決めて練習を組み立ててみて下さい。 1月 体力、シェル、ランシュー、ミートシュート 2月  シェル、ランシュー、ミートシュート、スクリーンアウト 3月 個人技の強化、スクリーンアウト、 セーフティ、スクリーン対応 4月  オフザボールの動き、 インサイドアウト 5月 ディフェンス強化、ローテーション、ハーフコートオフェンス 6月 ボールサイドカット、合わせ 7月  ディナイ、フロアバランス、エンプティの考え方 8月  ファンダメンタル強化、 プレスへの対応、合わせ 9月 個人技の強化、スクリーンの使い方 10月 個人技の強化、連動、連携 11月 アーリー、トランジション、2回の合わせ 12月 オフェンスの概念、ディフェンスの概念、シナジー Unsplash の Bruno Nascimento

ミニバスで全国を目指す

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私は全国大会に出たいと思っている。 昨年いた子供たちの中にも、県制覇を掲げてくれた子もいた。 私が指導している県は、ミニバスのレベルが高く(今は、全国的にどんどんレベルが高くなっている)、年々この目標の難しさを実感しているが、諦めていない。 私自身、各カテゴリーで全国に出場した経験があるので、全国への道のりのイメージはある。 高校の時、県下では強豪校でバスケをしていたが、能力の高い選手が揃わず、あまり期待されていなかった世代であったが、インターハイに出場することができた。 そのころの事を思い出すと、 一つは、 メンタリティで、チームに負けることが許されない雰囲気があった。 初戦の大切さ、ゲームの入りや後半の入りの大切さ、点差をつけられても、勝つために集中力が増していくとか。 県内で負けたときは、ショックで食事も喉を通らない、みたいな。 逆に、こうすれば勝てるという自信というか信念みたいなものがあった。 私が勝利に拘るのは、何度も負けてしまうと、負けても仕方がないというメンタリティ、負け癖みたいなものがついてしまうと思っていて、1点でも2点でも、最後には勝って終わるということに拘ってやっている。 負け方も大事で、最後まで諦めずに戦うことが大事だと思っているが、今のチームは、点差がついても最後まで戦い抜くメンタリティは培われてきたように感じる。 これは チームとしての文化 だと思う。 二つめは、 全員チームディフェンスができて、全員タフなディフェンス ができたこと。 三つめは、 全員が自分の仕事(やるべきこと)を理解していたこと 。 これは、心底、自分たちに力がないことを皆が自覚していたので、やれることに集中していたのが本当のところである。 以上のようなことを考えると昨年(2021年度)指導したチームは、これまでのどの年代よりも全員が自分の仕事をしようという意識が強く、良いチームであったが、個々の能力の部分と全員がディフェンスができたとは言い難いので、県トップチームとやると厳しかったと思う。 一昨年からのコロナによる練習不足が悔やまれる。 Unsplash の Kenny Eliason

ミニバスの指導で重視すべきこと

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  私が練習中に よくホワイトボードに書いている(重視している)ことです。 ①セーフティ、ハリバック、ボールライン ②スクリーンアウト ③シェルディフェンス (1番、2番、3番のディフェンス=プレッシャー、ディナイ、カバー) ④ルーズボール ⑤スクリーンボイス(ファイトオーバー、スルー、スイッチ) ⑥マイボールになったときにボールを前に出す ⑦インサイドにボールを入れる ⑧コーナーに走る、コーナーにボールを落とす ⑨トランジションの意識 ⑩パスした後、止まらない バスケは確率のスポーツであり、より確率の高いオフェンスをして、相手のオフェンスの確率を下げるディフェンスをする。 結局のところ、これに尽きると思います。 そして、練習から魂を燃やすチームが勝利すると思います。 私が指導するチームでは、誰もが基礎スキルを身につけ、頭で考えるバスケ、ベンチメンバーがコートに出てもディフェンスの強度が下がらないチームを目指しています。 シュートミス(ランシューやゴール下は別)や高さで負けたりすることの指摘はしない。 ルーズボールやハリバック、ステイロー、カバー、スクリーンアウトなど、 できるのにやらないことは厳しく指摘します 。 バスケに魔法は無く、自分たちがやろうとしていることを理解して、ゲームの中で適応させながら遂行する。 それをよりエナジーを出してコート上で表現することを教えることが何より大事だと思っています。 Unsplash の Kaleidico

ミニバスの目的は子供の成長

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  ミニバスをする目的は、人としての成長だと思っています。 子供達にはバスケを通じて、人として成長していってもらいたいと思います。 ・相手の気持ちを考える ・感謝の気持ちを忘れない ・最後まで諦めない強い気持ちを持つ ミニバスは保護者の方の協力が不可欠で、私自身、 保護者の方々には感謝してもしきれません。 本当は、公式戦などで子供たちの成長を見てもらい、感動してもらいたいと思っていますが、コロナでそれも叶わない状況が続き、残念に思っています。 皆で協力して、子供たちが夢中になれる環境を作ってあげたいと思っています。 子供達には好きを超えてバスケにハマってほしいと思います。 失敗したり、時々成功したりして、今後の人生の拠り所としてほしいです。 そのために、 努力の仕方を教えて、結果を出して、成長を実感 してほしいと思います。 その目的を叶えるために、試合での勝利に拘りますし、その為の厳しい練習をしているのです。 Unsplash の Tom Briskey

はじめに

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  ミニバスの指導について、発信していきたいと思います。 考え方、練習内容など。 Unsplash の Max Saeling