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ミニバス 新人戦

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久しぶりに新人戦に参加しベンチに入らせてもらったが、それぞれの選手の成長が見れて嬉しかった。 練習もろくに参加できていないにも関わらず、自由にやらせてもらって感謝の気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいである。 今年のチームは現4年生が多いチームではあるが、前から試合に出ている選手は少しずつ上達しているように思う。 まだハーフコートバスケットができないので、オールコートで頑張るしかない。 しかし、オールコートディフェンスや走る意識というのは未熟ながらもある程度あるので、今大会はオールコートで戦いきるしかない。 一番気になるのは、皆がオフェンスに参加したり、リバウンドに飛び込んでしまうため、セーフティがいなくなってしまうこと。 メンバーを落とした時には速攻でやられることが目立つし、ベスメンの時も、ガードがドライブした時のカバーができていない。 もう一点、オールコートでプレスを仕掛けるときに、後ろのメンバーがゾーンになってしまっていることである。 大会中に修正できること、できないことはあるが、できることはやって、今は1試合でも多く真剣勝負をすることが大事である。 今年の新チームは、昨年のチームと比べてベスメンでも1人、試合に出る10人でも2人しか入れ替わらないが、そこに誰が割って入ってくるのか楽しみである。 Unsplash の David Tran    

勝つも負けるもガード次第

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 勝つも負けるもガード次第。 これは、今でも思っています。 バスケットボールには5つのポジションがあり、それぞれで役割や求められる適性が異なります。 宮城リョータのポイントガード 三井寿のシューティングガード 流川楓のスモールフォワード 桜木花道のパワーフォワード 赤木剛憲のセンター それぞれ重要な役割があります。 ですが、試合中にボールを持つ機会が最も多く、チームの勝敗を左右する重要なポジションとされるのが「ポイントガード(PG)」です。 バスケットボールのポイントガードに求められる役割やスキルとしては、 ・ボール運びの為のドリブルスキル ・オフェンスを組み立てるゲームコントロールの力 ・攻撃にリズムを与える ・広い視野とゲームメイク力 ・周りの選手を活かすアシストパス ・逆速攻を喰らわない為のセーフティの意識 ・常に残り時間と得点差を頭に入れる ・ディフェンスプレッシャーを与えるための1番のディフェンス ・劣勢になったときにチームを奮い立たせるメンタル ・勝負所で一本決めるシュート力 といったことが求められる。 味方の調子やマッチアップしている相手との力量の差、ミスマッチ、流れなどからどのようにゲームをデザインしていくのかが、ガードに求められる。 そして、最後に相手をリードしてゲームを終えるための最善のプレーを選択していくのがガードの役割と言えるだろう。 Unsplash の Rosie yang    

バスケ 勝つために必要なチームコンセプトの確立

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 バスケで中々勝てない、強くなりたいと思ったときに大切なのが、 「どのようにして勝つか」という視点だと思う。 相手より上手いから勝つ、相手より高いから勝つ、だけでは、 逆に言うと相手より技術がないから負ける、 相手より高さが無いからと負ける、 ということになってしまう。 対戦相手がどこであれ、勝利する為には 「どのようにして勝つか」を考えなければならない。 強豪チームは、どのチームもコンセプトがしっかりしていて それぞれの選手がそれを理解し、徹底している。 福岡第一であれば、プレッシャーディフェンスと、 そこから繋がるトランジションオフェンス 洛南は、オフボールの動きが上手く、人とボールを動かし、 どこからでも攻められる選手が多い 正智深谷は、チームディフェンスが徹底されており、 全員がハードにディフェンスし、よく走る といった風に勝つためのチーム作りができている。 指導する人それぞれ理想はあると思うが、 中々勝てない、強くなりたいと思ったときには、 このチームはどうやって勝つのかを改めて考えて、 勝つために必要な要素を磨き、試合で徹底することで チームの色が出てきて勝てるようになると考えている。 関連記事 高さが無くても勝つバスケ 高さが無くても勝つバスケ (ncoachswhiteboard.blogspot.com) Unsplash の Vu Huy Hoang Chu    

常勝軍団と言われる能代工業のバスケ

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ユーチューブでバスケの試合の動画を多く見ることができるようになった。 昔は、高校生の試合を見る機会と言ったら、WinterCupの決勝戦くらいで、何度も何度も同じ試合を見た。 1993年の福岡大濠VS土浦日大の試合は何度見返したかわからないくらい見た。 しかし、高校バスケと言えば忘れられないのが能代工業だ。 久しぶりに能代工業の昔の試合を見た。 『SLAM DUNK 』(井上雄彦 )中に登場する「山王工業高校」のモデルとなったチームだ。 長谷川選手、関口選手、小納兄弟、半田選手、田臥選手など挙げればキリがないほどの名選手を輩出している。 もちろん凄い選手も多く輩出しているが、なんといってもあのオールコートでのプレッシャーディフェンスと速攻、そして3Pシュートで圧倒する独特のバスケ。 対戦することすら恐怖を覚えるあのバスケットは、 加藤廣志監督と加藤三彦 監督が作り出した必勝のバスケットだ。 最も勝てる可能性の高いバスケを高レベルで繰り広げていると今見ても感じられる。 現在は、福岡第一、福岡大濠、開志国際、明成といった強豪チームが台頭し、バスケのレベルも年々高まってきている。 もちろん勝ったチームが強いのだが、バスケットの完成度で考えれば、福岡第一のバスケのクオリティが高いと思っているが、いつも頭に浮かぶのが当時の能代工業とやったらどうなるだろう? ということだ。 能代工業の監督を辞め、リンク栃木ブレックス のヘッドコーチに就任、現在は西武文理大学でバスケ部監督をされているようだが、いつか能代科学技術高校に戻ってきてほしい。 激しいディフェンスからの攻守の切り替えの早さ。ペイントエリアへのアタックと3P。またあの素晴らしいバスケを見せてもらいたいものだ。 Unsplash の Kenny Eliason

自宅や公園でできるバスケの自主練習について

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ミニバスのコーチをしていると、バスケの経験が無い親御さんから、 家でできる練習はありますか? とよく聞かれます。 お子さんが、 上手くなりたい 、 試合に出たい と思ったときに、親としては少しでも協力してあげたい気持ちになるのは当然の気持ちでしょう。 まずは、みんなでのミニバスの練習を一生懸命することが大切です。 自宅や庭でできることとして、 ①外で使えるバスケットボールを買ってあげてください。 ドリブル練習をするだけで、違います。 利き手ばかりでなく右でも左でもドリブルができるよう伝えてあげましょう。 上達してきたら、ボールを見ずにドリブルできるようにしていきましょう。 円を描いて、その円から出ずに相手からボールを取られないようキープする練習なども楽しく行えます。 1対1に付き合ってあげると、相手をドリブルで抜く感覚が養われます。 ②リングのある公園に連れて行ってあげてください。 初めは楽しくシュートを打つだけでも良いです。 できれば、YouTubeなどで正しいシュートフォームなどを研究して教えてあげてください。 一度悪いフォームで身についてしまうと、中々綺麗なフォームに戻りません。 ③一緒に走ってあげる ④ボールハンドリングを行う。 これもYouTubeでいくらでも出てきますので、できれば毎日行ってください。 腰の周りをくるくる回したり、股の間を回したり、ボールを上手く操れるようにします。 どれも、すぐには結果はでませんが、やったらやった分だけ成果となりますよ。 Unsplash の Marius Christensen    

バスケの背番号の意味

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バスケの背番号に意味はあるのか? 結論から言うと、チームによって違うということです。 監督やコーチによっても考えが違うと思いますし、選手によってもとらえ方が違うと思います。 ただ、ミニバスなんかで、あの子より番号が後ろだったとか、そういったことは気にしない方が良いと思います。  ミニバスの場合、4番がキャプテン、5番が副キャプテン。 その他は学年順、入部順といった決め方も多いと思います。 強豪校として有名な能代工業は、4番がキャプテン、8番、13番は次世代のエースガードという意味があったのではないかと思っています。 半田選手、畑山選手、田臥選手等々歴代の名プレイヤーがつけていました。 そういった番号を渡されたら、やる気と責任を感じると思うのです。 憧れている選手と同じ番号のユニフォームを着ることでモチベーションを上げる選手もいるでしょう。 私は、4番、5番はキャプテンに渡しますが、6番以降は学年と実力を考慮して決めます。 それは、選手への期待の表れと下級生でも若い番号を背負う責任を持てという意味を込めて番号を決めます。 若い番号をもらってモチベーションを上げたり、自信をつけたりする選手もいると思います。 そういった効果を狙って番号を決めています。 私自身現役時代に、下級生に若い番号を奪われたことがあり、大変なショックを受けました。 ただ、その悔しい思いも糧にしてほしいのです。 若い番号でなかったとしても、逆にコートで活躍すれば、あの14番凄いなとか、あの17番凄いというふうに番号がイコール実力ではないと証明すれば良いだけのことです。 ですので、ユニフォームを与えられたら、その番号に愛着を持って、ぜひ前向きに試合に臨んでもらいたいと思います。 Unsplash の David Tran    

バスケットボール ポジション別に練習した方が良いのか?

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バスケットボールでは、ガード、シューティングガード、スモールフォワード、パワーフォワード 、センターといったポジションがある。 中にはオールラウンドプレイヤーといったどこのポジションでもできる選手も存在する。 バスケの練習をしていく上で、ポジションごとに練習を分けた方が良いのだろうか。 私の考えでは、 基本的にはポジションをわけず、ガードもインサイドの練習をして、センターもガードポジションの練習をするほうが良い と考えている。 近年、かなり改善されてきたと感じているが、これまで日本は背の高い選手はセンター、背が低い選手はガードといった固定観念があったように思う。 レベルが上がっていってセンターがフォワードにコンバートしたときなどに、どうしても従来のガードやフォワードほどハンドリングが良くなかったり、アウトサイドのシュートが上手くなかったりといったことが起こっていた。 私が指導を受けた高校では、ガードもセンターも関係なく練習し、センターがボール運びをしたり、ガードがマッチアップの状況次第ではインサイドに入ることもあった。 センターは、相手のインサイドプレーをしっかり止めることができ、オフェンスでは相手に合わせてインサイドで勝負したり、アウトサイドから1on1をしたりと、相手からすると非常に止めるのが難しいプレーヤーだったと感じている。 その結果として、センターポジション(実際にはオールラウンド)の選手が大学トップクラスのチームに入っても2番、3番あたりで活躍することが多かった。 渡邊雄太選手や八村瑠偉選手のようにしっかりとしたハンドリングやアウトサイドシュートの技術があるからこそ、NBAという世界最高峰のリーグでも通用していることに繋がってくるのではないかと思う。 将来を考えたときに、どこでもできるようにハンドリングも含めた全ポジションの練習を行うことは理にかなっている と思う。 ただ、シューターがスリーポイントを磨くためにシュート練習を多めにするとか、ガードがドリブルの練習を他の人よりも多くするといった 個々の能力を上げるトレーニングを否定するものではない。 また、ポイントガードがボール運びだけでなくシュート力も当然求められるように、自分のポジションに近いポジションの能力を向上させることは重要だと思っている。 Unsplash の 晨 朱