高さが無くても勝つバスケ

 私は、地元のバスケ強豪校に進学したが、入れば勝手に上手くなるものだと思っていた。

自分たちの代も先輩方と同様にインターハイやウィンターカップに行けると信じていた。

だが、進級するにつれそれは間違いだったことに気付いた。

力のある選手、力をつけた選手がいたから強かっただけで、同じように勝利を掴むには、自分たちが強くなるしかないと気付いた。

元々、技術、メンタル、バスケットの考え方を指導してくれるチームであったが、自分たちの世代はサイズも大きくなく、特別身体能力も高くなかったため、頭で考えるバスケを武器に戦うしかなかった。

他のチームはサイズもあり、技術も高い選手のいるチームが何チームかあり、普通に戦ったら負けると感じていた。

そのような状況の中で、結果的に全国への切符を掴むことができた。

理由を考えると、

・チーム全体で1試合を通してディフェンスを頑張る

・みんなが自分の個性を理解し、チームへの貢献意欲が強い

・勝たなければいけないというメンタリティ

・ゲームの流れを作る、読む

こういったことができていたのではないかと思っている。

ミニバスの指導をしていて、私のまわりにも、背の高さや選手層の厚さ、運動神経を言い訳にする人は多いが、バスケは高さや運動能力だけではない。もちろんそれらは重要な要素であり、立派な才能であるが、それを言い訳にはしたくない。

大事なのは、「自分たちは何で(どこをストロングポイントとして)勝つのか」を理解し、それを徹底することだと思う。

今の高校の全国大会を見ても、強いチームほどコンセプトがしっかりしており、良い選手がいたら勝てるという時代では無くなっているということだ。

ぜひ、自分のチームの選手の個性にあったコンセプトを打ち出し、チームを作り上げてほしい。



















UnsplashDavid Tran   

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